Q. 下瞼・中顔面挙上リフトはどの様な方が受けると良い手術ですか?
A.下瞼・中顔面挙上リフトは、目の下より鼻の横までに分布した顔の中央部の弛みやシワを改善する手術です。
一般的なフェイスリフト術は顔全体の弛み改善に効果的ですが、中顔面部の弛みが酷い場合は中顔面リフト術を別途行うか、フェイスリフト術と並行するのが効果的です。
目の下の弛みが酷く、頬骨部が垂れ下がり、ミッドチークラインの凹みが生じ、頬の横が膨らんでいる場合には下瞼・中顔面挙上リフト術をお勧め致します。
中顔面リフト術も種類が豊富ですが当院では下瞼のまつ毛ラインに沿い切開し、下眼瞼整形と中顔面挙上を同時に行います。
Q.効果の持続期間はどの位でしょうか?
A.術後更なる老化の進行が無ければ、永久的な手術効果が期待出来ます。
しかし、既に老化が大幅に進行している状態では時間が経つにつれ弛みが発生する可能性が有る為、定期的に管理するご本人の努力が無ければ若くて健康的なお顔の長期間維持出来ません。
Q.傷跡は沢山残りませんか?
A.下眼瞼整形術と同時に行う為、目に見える傷跡は下眼瞼手術後の切開痕と同じです。
時間経過と共に傷跡は殆ど見えなくなりますが、患者様ごとの受けられる手術方法の違いにより若干の傷跡が残る場合が御座います。
この様な傷跡は殆どの場合レーザー治療や傷跡緩和処方により、日常生活に大きな支障が出ない様に術後ケアを行う事が可能です。
Q.副作用は無いですか?
A.全ての手術に於いて、予期せぬ不快感や副作用を引き起こす可能性が有ります。
副作用を最大限防止する為には、経験豊富な専門医に相談を行った後に手術を決定され、手術後も注意事項の案内に従い、きちんと管理する事が重要です。
それでも違和感・出血・熱感・炎症感などが強い場合には、直ぐ病院へご連絡して頂き適切な措置を受けて下さい。
Q.痛みの程度はどの位ですか?
A.睡眠麻酔で手術する場合は手術中の痛みは無く、麻酔が切れた後に少し痛みが出る事が御座います。
2~3週間ほど経つと大きな違和感は無くなりますが、痛みが酷く続く場合は直ぐ来院され適切な措置を受けて下さい。
Q.日常生活への復帰はいつから可能ですか?
A.手術部位が目立ち、やや不便な点を除けば基本的な痣や腫れが収まるまで、通常2~3週間程度掛かります。
この期間以降、アイメイクやコンタクトレンズの着用などが可能となります。
その後、約3~6カ月掛け手術により損傷した組織が回復し自然な結果に至ります。
手術後は病院で受けられた注意事項案内の通りにきちんと管理する事で、より早い回復と安定した手術結果が期待出来ます。
Q.手術後の注意事項は何が有りますか?
A.注意事項は手術前の説明および同意書と共に、手術後に病院より注意事項の案内用紙をお渡ししております。
代表的な注意事項を挙げると、
出血、感染などを予防するために約1ヶ月間禁酒、禁煙をお勧めしております。
手術後、抗生剤服用中に目の痒みや腫れ等のアレルギー反応が出た際には服用を中止して直ぐに来院されて下さい。
手術後、約1週間は目の周辺を濡らさない様にして下さい。
痣・腫れ・出血を鎮静させる為に、手術後2~3日程はアイシングを行って下さい。
1週間目以降は温めるケアとアイシングを並行された方が鎮静には効果的です。
腰を曲げたり、頭を下げるなど目の部位の血圧が高くなる姿勢は避ける様にされて下さい。