主に顔の下部分(頬・顎ライン等)が垂れている方の中で、半永久的な効果をお望みの方にお勧めの手術です。
老化の症状と年齢が必ず一致するという事では有りませんが、通常40代を過ぎると頬、顎ラインなど顔面の下部分の皮膚がたるみ弾力が減ってしまう場合が多いです。
この際、顔の筋肉を支えるSMAS層(筋膜層)が垂れ下がったのが主な原因の場合には、皮膚層へのリフティングのみを行っても効果が少ないです。br>
MACSリフトは最小の切開と剥離でSMAS層に直接リフトアップを行い、顔の輪郭を改善する手術方式です。
正面
45度
側面
Q.効果持続期間はどの様になっていますか?
A.MACSリフト手術時、皮膚を剥離し顔の弛みの根本的な原因で有る、垂れ下がった筋膜層(SMAS層)を引き上げて固定し、周辺の皮膚・脂肪など軟部組織も共に固定されます。
また、切開部位を縫合する際に垂れ下がった皮膚を切除することで、弾力の有る皮膚と顔が半永久的に維持されます。 当院ではリフトアップ効果が初期段階より定着するように、独自開発した特殊糸「エピティコン糸」で組織をさらに固定させています。
Q.傷跡はどの位残りますか?
A.ヘアラインに沿って剥離が必要なだけ切開を行うので、剥離範囲の広いフルフェイスリフトに比べ、傷跡が小さい方です。
耳の前部分の傷跡は、ケロイド体質や肥厚性瘢痕でなければ2-3週間後には皮膚が赤固くなり、3-6カ月程経過すると徐々に本来の皮膚の色に戻り傷跡が薄れ始めます。(体質により個人差はあります)
当院では、傷跡が気になる場合にはレーザーを利用した「傷跡専用治療プログラム」を利用した傷跡緩和治療も行っております。
Q.後遺症はありますか?
A.皮膚の剥離を行う際に靭帯が損傷すると、顔面麻痺等の副作用を招く場合があります。
また筋膜層(SMAS層)を引っ張る過程でも、周辺の神経を痛めてしまうと同様に予期せぬ後遺症が残ってしまいます。
その為、手術前のカウンセリングより解剖学的知識とリフティング手術の経験が豊富な医療人と相談しながら、手術計画を立て筋膜層より安全に引き上げる手術法を適用させることが重要です。
当院では30年以上の手術経験を持つリフティング専門医のみこの手術を行っています。
Q.痛みの程度はどの位ですか?
A.患者様の状態により個人差が有りますが、手術中には睡眠麻酔の効果で痛みは殆ど有りません。
手術後の痛みは術後3日目より痛みが減り始めます。
術後に痛みが発生するのは正常な現象ですが、術後3日以内に突然の熱感を伴う痛みが毎日強くなっている様子が有れば、直ぐにご来院をお願いします。
顔が引っ張られ、感覚が麻痺した様な違和感が有るかもしれんませんが一時的な現象であり時間が経過するにつれ、徐々に緩和されて行きます。
Q.日常生活の復帰はいつから可能ですか?
A.患者様の状態により個人差が有りますが、大きな無理の無い日常生活までは1~2週間の時間が掛かります。
通常7~10日後に縫合糸の除去を行い、サウナ等は経過に応じて約1か月後に可能です。
ランニングの様な過度な運動は血圧を高め腫れが酷くなる場合が有るので避けてください。
思い荷物を持ったり顔に無理な力が入る事、長い時間頭を下げて仕事をされる方々は特に注意して頂きたいです。
手術後に注意事項の記載がある用紙をお渡しするのでご参照ください。
Q.MACSリフトと一緒に受けると良い手術は有りますか?
A.アンチエイジングの効果を最大化する為に、同時施術をお勧めしている手術は御座います。
代表的な例として、 口元に出来る縦型の深いマリオネットラインを改善するための自家脂肪移植、垂れてしまった瞼の改善を行う眼瞼下垂手術、目の下の膨らんだ脂肪の除去または再配置、脂肪が過度な部位の顔の脂肪吸引手術、などの同時施術をお勧めさせていただく場合も御座いますが、当院では過度な手術を勧めておらず綿密なカウンセリングを通し一緒に手術方針を決めています。