Q.効果の持続期間はどの位でしょうか?
A.フルフェイスリフト術は、基本的に持続期間が永久的な手術です。
ただし追加的な老化が深まったり始まると、皮膚・筋肉・脂肪などの組織が弛む場合が有るので、手術後も老化防止の為の皮膚管理を定期的に行い、生活習慣の改善をされる事をお勧めしております。
Q.切開部位の傷跡は沢山残りませんか?
A.様々なリフティング手術の中でもフルフェイスリフトは、最も幅広い部位へリフティング矯正を行います。
顔面の下部深くに位置した筋膜層(SMAS)を引き上げて、固定させる手術法の特性上、広い範囲を剥離しなければならない為に切開ラインが長い分類に該当します。
そのため手術跡が長くしばらく傷跡が目立つ事も有りますが、時間が経つにつれて薄くなります。
個人差により時間が経っても傷跡が気になる位残る事がありますが、このような場合にはレーザー治療などで傷跡緩和管理を行うと傷跡軽減に繋がります。
Q.副作用は無いですか?
A.全ての手術に於いて、予期せぬ不快感や副作用を引き起こす可能性が有ります。
副作用を最大限防止する為には、経験豊富な専門医に相談を行った後に手術を決定され、手術後も注意事項の案内に従い、きちんと管理する事が重要です。
それでも違和感・出血・熱感・炎症感などが強い場合には、直ぐ病院へご連絡して頂き適切な措置を受けて下さい。
フルフェイスリフト術は手術中に靭帯や周辺組織が損傷すると、表情がぎこちなくなったり他にも合併症を誘発する事が御座いますので、必ず多くの解剖学的知識を持つ経験豊富な専門家の診断の下で手術を決定して下さい。
Q.痛みの程度は強い方ですか?
A.手術後麻酔が切れた後、個人差は御座いますが多少の痛みは有るかもしれません。
組織損傷が大きい手術ではない為、痛みは3日後から減り始めます。
痛みが生じるのは手術後の正常な現象ですが、3日以内に突然の熱感を伴う痛みが発生し毎日酷くなっていると感じたら直ぐに来院され適切な措置を受けて下さい。
Q.日常生活への復帰はいつから可能ですか?
A.洗顔は手術翌日より可能ですが、テープを貼った部分を避ける形で濡れたタオル等を利用し行うようにされて下さい。
洗髪は3日目より可能ですが、頭を下げたり傷口に水が入るのを避ける必要がある為、他の方の介助や美容室を利用しながらされて下さい。
術後7~10日後に抜糸を行います。口を開ける際の違和感は数週間以内に徐々に良くなって行きます。
Q.フルフェイスリフト術と一緒に行うと良い手術は有りますか?
A.フルフェイスリフト術は老化により垂れ下がった組織と、皮膚の位置を戻す手術です。
リフティング効果を極大化する為には、顔の脂肪移植または脂肪吸引を並行して行い、立体的な輪郭を形成する事でより若く美しい顔の型を作る事が出来ます。
その他にも老化の進行が速い部位、例えば目や目の下・目元・唇・口周辺などのシワと弛みを同時に改善すると、全体的なアンチエイジング効果へ役立ちます。
Q.手術後の注意事項は何が有りますか?
A.手術後1~3日の間は、小さな衝撃でも出血して血腫が生じることがあります。
その様な場合には慌てずに、出血部位を清潔なガーゼやティッシュで3分間軽く押す事で出血を止める事が出来ます。
手術部位には水が入らない様に注意して頂き、硬い食べ物を食べたり、口を大きく開ける事は手術部位が完全に回復する迄は控える様にして下さい。
長時間、頭を前かがみにする姿勢も禁物で、少なくとも3~5日までは頭をなるべく下げず、就寝時には頭を心臓より高い位置にして寝る様にして下さい。
飲酒、喫煙は手術後1ヶ月程度は控える事をお勧めします。